2011-01-01から1年間の記事一覧

東方幻想今日紀 二十二話  楽しい楽しい食事(?)

ナズーリンさんとの長い長い将棋を終えて、 夕飯を食べることになった。 その時間三時間半。正気の沙汰じゃなかった。 客間の近くが広間なので、すぐに広間に着いた。「あ、来た来た。遅いよもう。」 すでに座って食べ始めている丙さんが手招きした。「はは…

東方幻想今日紀 二十一話  終わらない対局

俺は客間でなっちゃ・・ナズーリンさんと将棋をしている。「あ、最初の一回は真剣勝負と行こう。」 ナズーリンさんが提案した。「ええ、いいですよ。負けません。」 「ふふ、自信たっぷりじゃないか。私は簡単には落ちないぞ?」 ナズーリンさんが含みのある…

東方幻想今日紀 二十話  暇つぶしに将棋でも

「ふう・・・いい湯だった・・・。」 風呂から上がり、着替えて客間に戻った。三日ぶりの風呂は結構気持ちよかった。ありがたいなあ。 途中で台所を通ったがムラサさんと小傘が カレーを作っているらしき話し声が聞こえた。さて・・・何しよう。 何しようか…

東方幻想今日紀 十九話  武器ではなく、野菜を買う。

「さ、怖いもの見せてごめんね。もう大丈夫だよ。」さっきのおじさんが腰を抜かしている少女に優しく言う。 少女はお礼を言ってそそくさと走っていった。 野次馬も散っていった。 やがて元の普通のにぎやかな村市場に戻った。このぶっ倒れているモヒカンはど…

東方幻想今日紀 十八話  必殺大根斬り

雹を切り抜け、ハプニング(?)もあったが 無事俺は小傘さんと村市場に来ていた。「すごい人だな・・・」 俺は率直に感想を言った。 かなりの賑わい様だった。下手をするとはぐれてしまう。「うん・・・そうだね・・。」 小傘が少し不安そうに言う。「えっ…

東方幻想今日紀 十七話  束の間の動揺、同情、欲情

俺は今小傘と買い物の途中の道を急いでいる。 ・・・が。だんだん空が曇ってきた。 しばらく前までは快晴だったのに。次第に鈍曇りになった。 いつ雨が降り出してもおかしくない。小傘が不安そうな顔で聞いてきた。「・・・ねえ、降りそうだから少し急ごうか…

東方幻想今日紀 十六話  花咲くオッドアイの少女

「じゃあ、行こっか!準備は良い?」 小傘が明らかに嬉しそうな声で言う。小傘と一緒に買い物に行くことになりました。 ここで、ひとつ気になった事が。「・・・ところで、どこで何を買うの?」「えっとね、今日の晩ごはんの材料を人里の市場で 買おうと思う…

東方幻想今日紀 十五話  有り難くて守る気もしない説教

「それじゃ、私は洗濯をしてくるね。 後は二人でごゆっくりねー。」 ムラサさんが場を離れた。あ、そういえば服どうしよう。 この二日間変えてないや・・。何とかしたいなあ・・・。 そう思い、とりあえずお茶をすする。「剣の道って奥が深いんだよ?」お茶…

東方幻想今日紀 十四話  愉しむ少女と閃く俺

丙さんを斬ったら勝ち。 斬れずに十五分経ったら負け。 単純なルールだ。 ・・・でも、単純だからこそ、難しいわけで。「あのー、万が一のことを考えて、 鞘をつけてやってもいいですか?」もし当たったら大変なことになる。「大丈夫、もっと確率は低いから…

東方幻想今日紀 十三話  紅帽の少女

「・・・だ。」 「んっ・・・。」 「ほら、朝だ、早く起きるんだ。」 「もう・・・すこし・・・・。」夢と現の狭間で俺はもやもやとした意識でその声を聞いていた。 布団は気持ちよく、その少し低めの声も 揺り篭のような効果だった。「全く・・・困ったな・…

東方幻想今日紀 十二話  女の子の部屋とは名ばかりの

ナズーリンさんの部屋に案内された。 女の子の部屋に呼ばれたと思うと少し嬉しい。 ・・口調はとても女の子とはかけ離れているけど。それにしてもさっきから走る嫌な予感は何だろう。「ここが私の部屋だ。入ってくれ。」 そういって彼女は横引きの戸を空けて…

東方幻想今日紀 十一話  ナズーのおいしいレストラン

料理スペシャル。 台所に案内された俺は ナズーリンさんに付いて行き、長い廊下を渡る。 少し、前から気になっていたことを考えてみる。まず、ここに来てからのことなんだけど・・。 すごく記憶が飛びやすくなっている気がする。ここに来る直前に車に撥ねら…

東方幻想今日紀 十話  みんなの自己紹介を黙って聞く

「・・・さて、程よく場が冷えたところで、 私から自己紹介と行こうか・・・。」おいこらネズミ。完全に利用されたよ畜生。気にした風もなくナズーリンさんが続ける。「二度目になるが、私の名前はナズーリン。 妖怪ネズミだ。わからないことがあったら 常識…

東方幻想今日紀 九話  命蓮寺で自己紹介!

全員が卓袱台を囲んで座ったところで ナズーリンさんがこう切り出した。「さて・・・相談したい事というのは・・。 もう話したとは思うが・・・改めて言おう。」どうでもいいけど、何で俺だけ座布団がないんだろう。 あ、人数分か。「彼をここに住まわせてや…

東方幻想今日紀 八話  命蓮寺面接試験(?)

前回のあらすじ 一人で広い和室で足が動かない。あああ・・・。 足がもう冷たくなってきました。 俺は畳の上で死ぬのか。(意味が違うけど) あれだ、今ならエコノミークラス症候群で死ねる。・・・ん?足音・・?しばらくするとナズーリンさんが戻ってきた…

東方幻想今日紀 七話 来る命蓮寺、来る足への侵略者

青い空の下、俺はネズミの子に詰問されていた。「・・・じゃあ君が用件を思い出すまでこちらも いくつか質問していいかい?」「はい、どうぞ・・・。」何だか逮捕されて尋問されてるみたいだ・・。ネズミの子は一呼吸置いて話し出した。 「君はどこから来た…

東方幻想今日紀 六話  ねずみの女の子の皮を被った偉そうな奴

「おはようございます。起きて下さい。」 「んっ・・・・・。」 シャクナゲさんに揺り起こされてる。 でもまだ寝て居たい・・。眠い。「ごめんなさい、もう少しだけ寝かせ・・」 「とって食いますよ?」ガバッ後方に飛びのいてさらにバックステップ空中宙返…

東方幻想今日紀 五話  優しい青年の家にて

青年の家に一泊することになった。 美味しいとは言えないが、 まともな料理が出たので美味しくいただいておいた。 なんて親切なんだ。ここも良い所なんだね。 何かもう永住したい。「ここが、今日あなたが泊まる部屋ですよ。」 紹介されたのは6畳程度の綺麗…

東方幻想今日紀 四話  誰か俺を泊めてください

「ここが人里か・・・。」 着いたのは小さな農村だった。 ここなら危険もないかな・・・。てかさっきまで危険な所にいたんだな俺・・・。 やべ、全然危機感なかったわ。とりあえず頭が割れそうなほど痛い。 てか頭触ったらなかなかの出血だった。 畜生あのち…

東方幻想今日紀 三話 危険な妖怪少女

林道を歩くこと数時間。。 襲って来ようとする妖怪に何度も出会った。 しかし、その度に木の横に構え、木を見ずに斬る。 いとも簡単に木を切り裂くと、逃げて行った。 もちろん自分に倒れないように角度を調整して斬っている。しばらくするとまた、 向こうか…

東方幻想今日紀 二話  面白い河童と謎の切れ味の凶器

あの厄神と別れて震えた足で歩くことしばらく。 深呼吸して周りと自分を良く見てみる。まず周囲。 前いたところとは違い、快晴だ。雲ひとつない。 そして、大きな川が近くを流れている。 川は淀みなく、清流だ。見たことないくらい綺麗だ。 魚が泳いでいる。…

東方幻想今日紀  一話   親と喧嘩したら変な所に着いたよ

読み方は「とうほうげんそうこんにっき」幻想郷と今日と日記と紀を掛けた物です。(ぇまた、この話はフィクションです。この話は東方二次創作です。 小説初心者なので文がおかしいところも あるので了承ください。 シリアスでもギャグでもないところが続くの…