2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧
妖怪になりかけている。 シャクナゲさんにそう告げられた。その言葉は、もう帰れない恐れがある事を意味していた。あまりにも衝撃的で残酷な言葉に、 最初は頭が付いていかなかった。 落ち着きを取り戻した後、どうしてそう判断したか尋ねた。死ぬ程の体の損…
こんばんは。あおみどです。今回は各キャラクターの総合戦闘能力について触れておきます。 もしかしたら気になっている方もいるかもしれませんし、 そうでない方もあれ、このオリキャラこの程度なの? などとお楽しみいただければ幸いです。シナリオのネタバ…
※この小説はジウさん(yuutakatouさん)とのコラボです。 同じ題材で違う小説を作る形になっております。 テーマは「お祭り」です。 ジウさんも同じテーマで書く予定なので そちらも興味があれば覗いてみてください。 「雪祭り・・・・ですか?」 「そう、雪…
「シャクナゲさん・・・どうしてここに?」俺が顔を上げ、涙を拭ったあとに見た シャクナゲさんの顔は、以前お世話になった時と 何ら変わりの無い穏やかな顔だった。魔方陣も無い。「僕の家はこの近くですよ?」 「え?そうなんですか?」良く見ると周りの景…
俺は今、温泉宿にみんなで来ています。そして、今日泊まる部屋に案内された。 男性陣(といっても二人だけど)は個室の和室に案内された。 女性陣はその通路を挟んだ隣の大きめの和室に案内された。で、今はその大きめの和室に皆で集まっています。「しかし…
「はっ・・・?」真夜中に急に目が覚めた。 ぼんやりとした意識で体を起こす。 辺りは暗くて良くわからない。 横で命蓮さんの寝息が聞こえる。 そして、何よりも・・・。「・・・さむっ・・・。」少し寒かった。窓を開けっ放しにして寝たっけ・・? 一応手探…
温泉に行くと聞いて、いそいそと準備を始めた。・・と言ってもだ。準備品がほとんどない。 強いて言うなら着替えか。それくらいかな。 あと自分用のタオル。 石鹸とかの類は向こうにあるそうだし、 もし無い場合も想定して持っていくそうだ。という訳で早速…
「ひどいよリア君・・・わたしを忘れるなんて・・。」 「ご、ごめん・・・。」小傘を呼んできて事情を包み隠さず話した。 そしたら脹れながらも付いて来てくれた。 ちなみに命蓮さんとは面識が無い様で、 命蓮さんの話をしても誰?としか返ってこなかった。…
「ナズーリン!」思い切り引き戸を開け放した。 そこには座って本を片手に半目のナズーリンがいた。 あれ?何か機嫌悪い?「リア。入るときは一声掛けてくれ。 全く、例えば私が着替えていたらどうするつもりなんだ?」仏頂面で抑揚の少ない声でナズーリンが…
「ただいまー・・・。」「お帰りリア君!お疲れ様! お茶でも淹れようか?それともお煎餅でも食べる?」寺子屋から帰るとムラサさんが凄く上機嫌だった。 わざわざ玄関に出て迎えに来るなんて。 何か企んでいそうで怖いが、よく考えたら ナズや丙さんや彼我…
こんにちは。執筆者のあおみどです。これを見てくれている方は一体どの位いるのか 一抹の不安もありますが、とりあえずこれを見てくださる方、 ありがとうございます!感無量です!毎回コメント来てるかな、 なんてわくわくしながら覗きに着てます((小説初…
今、俺は寺子屋で鬼ごっこをしています。 鬼はオッドアイの男の子。 何故か片手で十分なはずの 制御リストバンドを両手につけていました。そして、その子は俺を追っかけています。そう、俺は必死に逃げていた。 全力で生徒と接する。そうしようとさっき決め…
合図をした後、先生が用意したプリントを配り始めた。ん・・?取って横や後ろに回すのではなく、 わざわざ一人一人の机に手渡ししていた。「あれ、後に回させたりしないんですか?」慧音先生はちょっと以外だったらしく、 軽く面食らったようだった。 軽く眉…
程なくして目が覚めた。鳥の声。清清しい朝だ。 ひんやりとした布団も相まって、少し肌寒い。背中がぞくぞくする。寒いのに冷や汗が出る。・・そう、時計の針は七という漢字を指していたからだ。寺子屋の始業時間は八時。片道二時間。つまり六時起き。・・・…
この感じ。深い眠りから覚醒、だけどぼんやりしている。 周りの風景もぼんやりとしている。この感じで間違い無い。「・・・出てきてください。聞きたいことがあります。」俺がそう問いかけると、呼応するように後から声がした。「・・・こんばんは。あれ、ど…
未だかつて無い痛みの新境地に冷や汗が止まらない。それだけならまだ良い。足が原形を保っていない。 どういう状態かというと、まるで骨が軟化しているみたいだ。 骨が無いに近い状態とも言えるかもしれない。「だ・・・だだっ、リアっ・・・?」 横ではナズ…
折れた足を彼我さんに治してもらい、 快調に帰り道を進んでいた。何で治ったんだろうか、とかも思ったが 考えても仕方が無い。早く帰ることが先決だ。 彼我さんがすごい、と思うしかない。しかも、地図を失くしたが、目印まで用意してもらった。 彼我さんま…