幻想今日紀 キャラクター紹介(完成版)

名前  リア
    東雲 晩秋(本名)
    
初登場 一話

種族  人間→半妖
    
年齢   16歳→18歳

性別   男性
 
身長   やや高 

二つ名  妖刀の使われ手、非業の外来人
     
能力   心が通じ合った者の能力を強化する程度の能力
  

人間友好度  高
危険度    中


戦闘能力  弱妖怪クラス〜一般妖怪クラス 
      天狗クラス(妖怪化時) 
      鬼クラス(妖怪覚醒時)

口調  やや崩れたですます口調(初対面)
    タメ口(親しい人)
    丁寧な敬語(馬鹿にしている)

一人称 俺
二人称 あなた、名前+さん、名前(親しい人)

小春、メルシア、深水と並行世界を隔てた同一人物。

ブラコンの妹がいる。

初夏に幻想郷に迷い込んだ外来人。
きっかけは親子喧嘩からの交通事故。

感情表現がストレート、直情的。
生きたハリセン。超つっ込む。

料理の腕はへたくそ。
殺人兵器を作るレベルではないが、普通に下手。

むっつり。よく言えば初心。

非常に自己嫌悪が強く、考え事をする事が多い。


本名は東雲晩秋(しののめちあき)。

ただし、本人はピンと来ておらず、
依然リアという仮名で暮らしている。

一種の神隠しによるもので、
全てが終わったら記憶が戻るはずだった。

無駄に凝り性で、妙にこだわりが強い。

また、わざわざ危険を冒しに行く悪癖があり、
誰にとがめられようとも、改めようともしない。


不幸体質。過ちを生かせないタイプ。
非常に自己嫌悪が激しい。


教師を務めつつ自らの妖怪化を解く術を消極的に探している。
よく動くが、基本的にほぼ100%報われない。

幻想今日紀で最も不遇。

立ち位置がシャクナゲをおびき寄せる「餌」。
深水の身体を提供した「宿主」でもある。

二章以外の異変では目立った活躍が少ない。
決して弱くはないのだが、間と相手が常に悪い。

功労者、というより被害者という言葉が一番しっくりくる。

最終的では親友の仇も討てず、
さらに想いをナズーリンに伝える事も出来ず、
幻覚の誘惑に負けた結果、成すすべもなく存在ごと消えてしまう。


本来は完全なる妖怪化を果たしたあと、深水光が分離。
人間の部分がリアに残り、記憶も戻る予定だった。
だが、シャクナゲによってそれは邪魔されてしまう。

結果、深水によって存在をほとんどの者に忘れ去られ、
おまけに存在が無くなってしまう。
霊魂ごとの消滅のため、何かに転生する事は無い。


だが、能力が働いた三人だけは彼の事を覚えている。


現代では帰れなかったため、事故死した事になっている。


名前  深水 光(ふかみなのみつ)
    
初登場 一話

種族  天使
    
年齢  不明(見た目年齢14〜15歳ほど) 

性別  なし(姿は女性的)  

身長  刀の時は伸縮自在
      
二つ名 悪夢を祓う青き刀身

能力  無に還す程度の能力
  
人間友好度  不明
危険度    極高

戦闘能力  月人クラス
      
口調  爺言葉

一人称 儂
二人称 お主

リアが幻想入りした時には既にあった良く切れる青い青い刀。
ぱっと見は黒。透明感がある。

リアから分離した「天使」としての姿は、
身体に直接張ったような、真っ黒に近いスーツ。
両の腕は、深海のような色を放つ透明な青藍。
跳ねた深い青のショートヘア。アホ毛。そこに赤い天使の輪っか。

一言で言うのならば「寄生型存在滅却兵器」。
種族は天の使いなので、天使。

夢の世界では天使のような仕草を見せたが、
それは人生経験(?)がとても浅いため。

喋る刀とは仮の姿。
不死身となり、幻想郷全てを無に返そうとする
シャクナゲの存在を消去するためだけに生まれてきた。

そして、それは無に返す力を欲するシャクナゲをおびき寄せる「餌」にもなった。

だが、その対象を無に返し、輪廻転生の輪そのものから外す能力のため、
危険すぎると言う理由で肉体を与えられなかった。

そこで肉体の提供元、寄生主として選ばれたのがリアだった。

彼と行動を共にすることで自我が発生し、喋れるようになる。
そして彼を死と直面させることで、能力の増幅と妖怪化が進行する。
彼が無意識に無鉄砲な行動をするのは、そのためである。
死に近くなればなるほど、妖怪としての深水光は強くなる。

そして完全に妖怪化したところで、人間と妖怪の部分を分け、
妖怪「深水光」としてシャクナゲの存在を消滅させようとした。

自我が付いた深水自身は、
リアにその事を隠しながら生きる事に後ろめたさを感じていた。

寝言でリアに謝っていたのも、その自責の念の表れ。
また、リアの自身の名前の記憶を奪ったのは深水である。

使命を果たすまでに現代に帰られてはならないという理由である。
シャクナゲを無事に消去した後は自分の名前を自発的に思い出す予定だった。

だが、結果は妖怪化が完全に終わる直前で、
シャクナゲの幻覚により能力が吸奪されそうになる。

分離しないまま能力を吸奪されるという事は、
すなわちリアと深水の両方の能力を奪われ、
幻想郷全てを無に返されることになる。

深水は苦渋の決断の末、不安定なまま分離し、
自らの存在が消える前にシャクナゲを消した。

任務は果たせたが、リアを現代に返す事が出来なかった。
リアとの約束を、果たせなかったのだ。

自責の念を深く感じた彼女は、
シャクナゲに彼に関する皆の記憶を消すように頼んだ。

例外はあったものの、リアの消滅を悲しむ者は、ほぼいなくなった。

名前 シャクナゲ

初登場  四話

種族  月人

年齢  若年 

性別   男性 

身長   高

二つ名  無を望む高い月
       
能力   能力を奪い取る程度の能力
     記憶を司る程度の能力

人間友好度  極高
危険度    不明

戦闘能力  月人クラス

口調   芯のあるですます口調 

一人称 僕
二人称 あなた


最終章の黒幕。月人。
彼我と並行世界を隔てた同一人物。

目的のためなら手段を選ばない性格。
幻想郷を無に返そうとした張本人。

記憶を司る能力は、元々彼の愛人の物。彼の記憶を奪い取る能力は
「相手の意思で接吻をされる」ことで無条件に発動する。

その結果生命維持の仕方を忘れた愛人は、死んでしまった。
数週間発狂し叫び続けた彼は酷く死を恐れ、また愛人のいなくなった世界に絶望した。

穏やかだった性格も豹変してしまう。

月にもわずかな穢れがあり、いずれ自分は死ぬと悟っていた。
彼は不死身になる薬を飲み、幻想郷全てを無に漂白して、
穢れのない理想郷を作ろうとした。

幻想郷でリアの持っている刀の能力を見抜き、
リアの記憶に萃香を上書きし、リアに怪我をさせ、
家に泊めることで恩情の記憶を植え付ける。

そして、リアを幾度となく死地に追い込むことで妖怪化を加速させた。
完全な妖怪になったところで、刀とリアの能力を奪う予定だった。

リアの記憶に依存する夢の世界で、
リアの記憶を操り、彼我から能力を奪い殺害する。
そして、リアを救い出そうとするヒカリを殺害する。

それはリアが死に触れるだけで、妖怪化が加速するからでもあった。

妖怪化が完全になったと勘違いし、
リアの記憶を操作し、ナズーリンの記憶を還元し、
彼我の能力を駆使して彼女になりすました。

能力を奪い取ろうとした瞬間に、深水が阻止し、消滅させられてしまう。


名前 丙(ひのえ) 
  
種族   龍

初登場  十三話

年齢   十四歳

性別   女性 

身長   低  

二つ名  振り返らぬ一角龍
        
能力  縁を結ぶ程度の能力

人間友好度  中
危険度    低

戦闘能力   天狗以上大妖怪未満 

口調  語尾が軽いタメ語 

一人称 私
二人称 そっち、あなた



真ん中にくるんとカールした前髪と左頭頂部、
赤い触角付き帽子が特徴的な少女。まな板。身長は低め。
髪の色は薄い灰色+ペールピンク。
肘と膝の辺りが開いている変わった服を着る。

幻想郷に迷い込んできた、と自分では言う紅龍。

いわゆる幻想郷の最高神の龍ではなく、全く違った種族。


その容姿と朗らかな態度からは
想像が付かない程の壮絶な過去を抱えている。

晦日宵という妖怪だと本人は名乗る。
しかし胡散臭い点が多く、たくさんの矛盾がある。

彼我から似非妖怪と呼ばれている辺り、
完全に妖怪ではないことを見抜かれている。

龍という事がばれなければ良いのであって、
晦日宵でないという情報は別にばれても構わないのである。


性格は一言で言うと陽気な変態。
素で卑猥な発言が多く、
ツッコミが追いつかないためスルーされることが多い。


また、仲間意識が異常に強く、非常に自己犠牲的。


彼女が持つ紅い刀は凝縮した防衛の意思。
それは本来性欲が昇華されて、護るという強い意思が重なり、剣の形になったという。

性質はというと、自らが与えたダメージの二倍を食らうことになる。
その代わり自分がダメージを負う程殺傷能力が上がり、
攻撃速度、移動速度の両方が上がり、

最終的には自分より何倍も強い敵をあっさり消し去ることが出来る。
もちろん代償は死である。

丙は身体耐久力が低いのだが、生命維持能力だけは突き抜けている。
(具体的には胸を貫かれ、猛毒が回っていて、かつ
 内臓に深刻なダメージを負ってもいる状態でも戦えるなど。)


ダメージ反射の特性を持つこの刀を使うという暴挙は彼女の特権である。


三章にて、過去が明かされる。

正体は国を継ぐはずだった龍姫。
しかし、敵国のメルシアと自国に逃亡しようとしたところを捕らえられる。

さらに、初恋の相手を目の前で処刑されるという悲惨な経験をしている。



名前 ヰ哉 彼我(いがな ひが)
 
初登場  二十四話

種族   夢魔

年齢   不明(幻想郷古参妖怪)

性別   女性 

身長   やや高

二つ名  夢の皮を被る虚像
        
能力  夢を統べる程度の能力

人間友好度  低
危険度    極高

戦闘能力  一般妖怪クラス

口調   丁寧で優しいですます口調
     (辛辣で厳しい威圧感のあるですます口調)

一人称 私
二人称 あなた


シャクナゲと同一人物である。


黒と紫の陣羽織と羽衣を足して割った服を身に付け、
左目には包帯、形容のし難い形の髪飾りをつけている。
髪の色は緑。

目の包帯に意味は無い。かっこいいから。

多くの人を不眠症に陥らせた障夢異変の元凶。

しかし、動機は恩人への恩返しであり、
結局その目論見は失敗したものの、高い忠誠の表れである。

そのために千年にも及ぶ自己の能力の研究により、
夢を具現化することに成功させる、更にはその計画の為に
夢の中でのみ生活して力を溜めるなど、人並み外れた努力をしている。

最終章では恩返しのため、現代に帰る気を失くしたリアのために、
リハビリとしてリアの記憶から生々しい現代を復元した夢の世界を作り出す。

だが、その思いは叶わなかった挙句、その夢を利用され、
能力を奪い取るために媚薬を飲まされ、命を散らすという非業な最期を遂げる。


障夢異変の最中は非常に辛辣で掴み所の無い
いかにも悪人らしい態度を取っていたが、実は超真面目。

その証拠に、彼女は悪人になりきる為に自分に悪夢を見せた。


おまけに非常識人で、具体的には下着の似合う色を訊く、など。

リアは彼女の豹変を巧みな演技と評していたが、
彼女は演技が上手ではない。

だから彼女は悪夢を自分に植え付け、悪人として振る舞った。


実は現実世界よりも夢の中に身を置いた方が
エネルギーを使わない変人。
よって異変時には常にリアに寄生していて、
喋る時は場所時構わず彼を夢枕に引きずり込んだ。

リアにとってはいい迷惑そのものである。

夢の具現化といい、夢で世界を構築したりできるので
何気に楽しさ無限大な文字通り夢のある能力。

でも滅茶苦茶しんどい。

勝手に夢に入り込むのは力を使わないから楽。むしろよくやる。
人には言えない夢とかに出て来られたら
たまったものじゃない。そういう意味でも迷惑な妖怪である。


名前 狐狸精 野狐(こりせい やこ)

初登場 三十七話

種族  妖狐 

年齢   200歳前後

性別   女性 

身長   低
二つ名  碑負う純血で純潔な妖狐
        
能力   人間を化かす程度の能力     

人間友好度  高
危険度    中

戦闘能力  一般妖怪クラス

口調   やや幼く明るい口調    

一人称 わたし
二人称 あなた、○○くん



見た目七、八歳の狐耳の女の子。髪の色はピンク。
寺子屋に通う純血の妖狐の少女。

母親が彼女が物心付く前に失踪。
父親と一緒に暮らしていた。


寺子屋では明るい性格でムードメーカー的な存在。


しかし、刻印により心の支えであった父親が蒸発してしまう。

異様な程の高い洞察力でリアの厚意からの
嘘を見抜いていたものの、いざそれが起こると
あまりの絶望で立ち直れないほどのトラウマを負う。


それにより彼女は心を閉ざしてしまう。表情は乏しくなり、
言葉も発することが出来なくなってしまった。

現在は慧音の家で療養中。
授業にも出ることは無くなり、引っ込み思案になってしまった。

三章、彼女の不幸はエスカレートする。
毒蛾の攻撃に苛まれ、水銀中毒を負う。

でも、彼女は絶対にめげない。

最終章で、お父さんが帰ってきました。
おめでとう。本当におめでとう。
その影響で、言葉も喋れるように。

しかも先生にこの後なるんですよ。本当に偉い子だ。



名前 ノ久一乃大木一人ヽ(あやく)


初登場  八十話


種族   狗妖獣


年齢   不明


性別   男性 


身長   高

二つ名  完全なる六人羽織
        

能力  身を分かつ程度の能力


人間友好度  最悪
危険度    極高



戦闘能力  準大妖怪クラス



口調   穏やかなですます口調
 


一人称 私
二人称 あなた



白い垂れ耳、大きな白い尻尾、水色の髪に紫の毛束が交ざる
独特の容姿をした青年。


宴会の時命蓮寺の近くの村を襲撃した大量の獣妖怪。
それを統べるその時だけの部隊長。

小春をそそのかし、刻印計画を練ったのも彼。
事実上の黒幕。

また、鬼火の数で戦闘能力が決まる中で、
ダントツの七つを纏う。

尚、異常な名前は識別しにくくする為の一種の暗号。
直すと「ノ、く、一、ノ、大、」で「妖」、
残りで「犬」となる。

犬→狗であり、妖狗で「あやく」と読む。


だから味方は「のひさいち」とか思い思いの名前で呼ぶ為、
相手を混乱させる、身を隠すなどの狙いがある。


性格は一見穏やかだが、非常に残虐で邪知。

痛みに苦しむ姿に快感を覚える、いわゆるサディスト。



また、戦闘能力は非常に高く、
能力により体を最大五つまで分かつ事が出来る。

しかも分身ではなく、全て本物。
そのために見た目が全く同じになる。

更に七つの刀を同時に持つことが出来、五人なのだから
手数は三十五倍と正にチート。

おまけに五人だから戦闘能力は五分の一かと思いきや、
個々の能力は変わらない。さらに
死角からの攻撃や援護が可能な為、
十倍以上に総合戦闘能力が膨れ上がる。


しかしそんな彼は本気を出したとはいえ、
満身創痍の丙にあっさり殺害されてしまう。


だが、リアに刻印の置き土産を置いていった。
七つ鬼火で四回攻撃したので、二十八。

しかし、それすらもあっさり何とかされてしまう。



名前 東雲 小春(しののめ こはる)


初登場  九十七話


種族   混合獣


年齢   十四歳


性別   女性 


身長   やや低

二つ名  黒い雷(笑)
     叩くと黙る笑い袋
     
   

能力  
    心が通じた者の能力を強化する程度の能力
    敵の特殊能力一つを任意で封じる程度の能力
    打ち解けた者の感情を増長させる程度の能力 
    箍を外す程度の能力
    遠く離れた自分が見つけられる程度の能力



人間友好度  極高
危険度    高



戦闘能力  一般妖怪〜強妖怪クラス



口調   粗暴なタメ口、やや上から目線
 


一人称 俺
二人称 お前、てめえ



猫のような耳、目の下に二本の赤いラインが特徴的な、
肩に届かないくらいの長さの中央に寄せた黒髪、
着ている物は男性用であるはずの黒い直垂。


リアと平行世界での同一人物。


・・なのだが、口調が粗暴で、
かなり妄想が激しい上に子供っぽいので
似ても似つかない印象を受ける。


・・・が、思考が飛躍する癖があり、
本質的に自分を嫌う点は一緒。


ちなみに顔立ちはリアをそっくり少し幼くして、
少女の外見にしたような顔。


男が入っている中二女子。かなり痛い。


普通乳だが、感度良好。


刻印異変の黒幕。
しかし、本当は単純に幻想郷に
文明の利器を持ち込みたかっただけ。

そのために幻想郷の住人を刻印を使って移住させていた。


「大切な人」を失った絶望を利用することで、
利器を広めようとしていたが、
その方法は妖狗によって吹き込まれたものである。

本人はそのことに罪悪感を覚え、
リアによって目を覚まさせられた後、
命蓮寺の人の言うことを何でも一つずつ訊く事を約束した。


リアが小春にしたお願いは、「コハ」「秋兄」と呼び合うこと。


捨てられてしまった破壊兵器であるののを拾った張本人。
破壊兵器と知りつつも、
彼女はどうしても見捨てられなかったのだ。

「のの」という名前も、彼女が付けた名前。

実は、「のの」を作り出したのも捨てたのも、
大科学者である小春の父親、「東雲 小邪」である。

最終的にリアの事を覚えていた数少ない一人。
幻想今日紀にタイトルをつけ、寺子屋に寄贈した。


名前 のの


初登場  九十七話


種族   機械


年齢   五歳


性別   女性 


身長   低

二つ名  人よりも温かいヒト
        

能力   なし


人間友好度  極高
危険度    なし



戦闘能力   人間クラス(制御腕輪、花飾り込み)


口調   柔らかなですます口調
     柔らかい崩れたですます口調(親しい相手)


一人称 自分の名前(のの)
二人称 あなた、名前+さま(親しい相手)



紺色の髪を眉上一直線で切り揃えたいわゆるぱっつん。
青い大きな花飾りを左側の頭に着けている。

劇中で語られたリアの言葉を使うと、

服はSFの世界で見るような、
ふわりとした花弁を思わせる白とピンクのマフラーに、
ピシッとしたタイトな白いスーツに青いスカーフを
ゆるく何重にも巻きつけたような服装・・・とのこと。

・・そして胸が幼い容姿に反してかなり大きい。

本来はありえないのだが、ちゃんとそれらしい理由が存在する。


その理由とは、彼女は本来、大量殺人兵器だからである。
ののはスパイとして戦争中だった敵陣に送り込む予定だった。
そのため、肌の質感や信仰知能を極度に人間に近づけられた。

つまりは製作者、小邪の趣味である。

頭を撫でたり、肌を触る、接吻だけでは勿論、
胸を触っても、××しても機械だと人間には絶対にわからない。

また、高次な学習機能が備わっており、
「経験」を「記憶」として残すことが出来る。
しかも、自然に記憶を「忘れる」ことも出来る。


全てに於いて「人間らしさ」を追求された彼女だが、
作られた翌日に戦争が終わってしまったため、小邪は
制御装置を両手首、両足首、首に着けた。

さらに、大きなムーンダストを模した花飾りをつけている。
これも制御装置である。



名前 メルシア(滅龍紗)


初登場  三章 序話


種族   人間


年齢   十三歳(享年)


性別   男性 


身長   やや低

二つ名  一本で一途な高貴な花
        

能力   なし


人間友好度  -
危険度    -



戦闘能力   人間クラス


口調   少し幼いぶれの大きいタメ口



一人称 僕
二人称 おまえ、名前+さん


平行世界を隔てたリアの同一人物である。

故人。その正体は龍乃国と領土で争っていた
而国の首領の一人息子。妹がいる。
当時11歳だった敵対していた国の丙子、もとい丙に骨折した足を治るまで
住まわせてくれたことをきっかけに感化され、恋心を抱く。
彼女から事実を聞き、龍全てが悪いという知識に疑問を持つ。
しかし、龍と一夜を過ごした事が発覚し、捕まってしまう。
そして拷問を受け、右手の人差し指と左目を失う。

脱獄を一度は遂げ、最終的には国の後継者の立場を捨て
丙子と亡命を果たそうとするが、
捕まり処刑され、短い生涯を閉じた。


名前 日車 道(ひぐるま どう)


初登場 百七話(一章 三十八話) 


種族  妖怪 


年齢  数十歳 


性別  男性


身長  やや低   


二つ名  悪食な一つ目のアウトサイダー
        

能力  意中の相手を捕食する程度の能力
    取り込んだ相手の能力を奪う程度の能力
    魔法を操る程度の能力(大妖怪)
    幻覚を見せる程度の能力(大妖怪)

人間友好度  低
危険度    極高



戦闘能力 大妖怪クラス  



口調  ころころ変わる



一人称 ボク、俺
二人称 キミ、名前+くん、お前、てめえ

本来の性格は比較的穏やかで、争いを好まない。
目的の為に危険人物を装うこともあるが、本当は先見の明がある賢い妖怪。


惚れた相手を意図せずに捕食してしまう性分の妖怪。
最初は一本だたらの少女、次は魔法を使える大妖怪に惚れ、捕食してしまう。
大妖怪が死に際に本能を抑える魔法をかけるも、道には効かなかった。
安心した彼は結局復讐をたくらむエルシャを更生させ、
阻止するために同行、阻止、更生に成功するも、エルシャに惚れ、彼女を捕食してしまう。
傷ついた道は、偶然目撃したリアに自らを殺すことを要求。
リアは拒んだが、たまたまリアの後を追ってきたナズーリンを擬似的に狙い、間接的に自殺を遂げた。
ちなみに口調がぶれているのは、捕食した相手の性格や口調が反映されてしまうため。

癌細胞がモデル。




名前 エルシャ(瑛龍紗)

初登場  三章  


種族   人間


年齢   十三歳


性別   女性


身長   やや低 

二つ名  一本気な影追い花 
        
能力  なし 

人間友好度  高
危険度    低

戦闘能力   人間クラス

口調   少し幼いぶれの大きいタメ口


一人称 僕
二人称 お前


性格は兄そっくりの一本気、行動力は人一倍。

元は丙の敵国、而国の総隊長の娘。
なのだが、極端な男尊女卑の国により、存在を隠蔽される。
しかし、兄メルシアが丙に唆されたとされ、反逆者として処刑されると、
自らの国と丙を強く憎むことになった。
しかし、とある牢番により、真実を知り、幻想入りを果たす。
真実を知ったものの、気持ちの割り切れない彼女は丙を殺害して気持ちの整理を付けようとした。
しかし、幻想郷で出会った道により、更生して、丙とも和解、義姉妹の同意を結ぶ。
初めて彼女が幻想郷で笑った瞬間だった。
しかし皮肉にもその笑顔は、自身を滅ぼすこととなる。
凶悪な本能に支配された道に呼び出され捕食され、その若い命を散らした。


名前 深水 光(しみず ひかり)


初登場 最終章   

種族   妖怪

年齢   十四(十九)歳

性別   男性

身長   やや低 

二つ名  殺された救世主 
        
能力  時を見る程度の能力 

人間友好度  高
危険度    低

戦闘能力   鬼クラス

口調   リアに酷似

一人称 俺
二人称 お前

透き通るような紺色のショートヘアと、ウサギの帽子が特徴。
ウサギの帽子は、現代小春のもの。つまりお母さんのお下がり。

現代からやってきたリアの甥。
リアを救おうとするが、シャクナゲに殺害されてしまう。

幻想今日紀は、「彼が救出に失敗した話」である。

また、夢の世界でリアが出会った彼は、
幻想郷での生徒としての彼から五年の月日が流れている。

本来は、生まれるはずの無かった者である。



名前 東雲 小春(しののめ こはる)


初登場 最終章   

種族   人間

年齢   十四歳

性別   女性

身長   やや低 

二つ名  忘れられた外来人の妹
        
能力  兄に嫉妬してキラーマシンに変貌する程度の能力

人間友好度  高
危険度    なし(兄なら高)

戦闘能力  人間クラス 

口調   軽快で快活

一人称 私
二人称 あなた


リアの実妹。リアに忘れ去られていたが、
幻想郷にとどめておくために深水が奪った記憶の一つ。

はきはきとしていて明るいが、かなりお兄ちゃん好き。
スマホの暗証番号をリアの誕生日にしたり、待ち受けをリアにしていたり。

かなりじゃない。全力。

リアが事故に遭ったの後、リアが運ばれた病院で「深水さん」と知り合う。
本当は、「深水さん」は存在しないはずの人物だった。